需要が伸びている男性看護師の現状

看護の世界は女性が中心に活躍していますが、近年男性看護師も増えつつあります。男性看護師の場合、女性よりも力が強く、患者の移乗においては、女性より男性看護師の方が重宝されることが多いようです。男性は女性と同じ業務を行っていても体力があり、同性から看護を受けたほうが安心できると感じる男性の患者さんには人気があります。特に排泄介助などにおいては、女性看護師から世話をされるのは抵抗があるという男性患者さんは少なくないため、今後も男性看護師のニーズは増えることが予想されます。

ただし、男性看護師の場合、同僚看護師の多くが女性であるため、肩身が狭いというデメリットもあるようです。男性看護師の中には医師と間違われることに葛藤を覚えているという人もいると耳にします。それほどまでに、看護師=女性というイメージが根強いということでしょう。

しかし、それでも男性看護師が増えているのには理由があります。まず、給与が安定していることが挙げられます。サラリーマンの平均年収は400~450万円ほどだと言われていますが、看護師の平均年収はそれを超えているからです。しかも、安定的な収入を得られるだけでなく、転職をしやすい職業でもあるため、自分の求める職場を選択しやすいというメリットがあります。

看護師の仕事は業務独占資格を必要とする仕事ですから、不況な時代でも売り手市場を維持できることも強みであり、これからはますます男性看護師は増えていくことでしょう。>>>参考サイト:やるなら今!メリットいっぱいの男性看護師